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烏丸通りから西の分だけですが。
灰色の建物は最近までカフェだったと思います。
今は潰れてしまったらしく、不動産屋さんの札が出てました。
白いのは、結婚式関連のお店になってますね。

どちらも元は銀行だった建物のはずです。
近すぎて建物の全容が撮れなかったのですが。

定食屋さんの入ったビルは、元は何だったかな、、、

烏丸通から東側にもまだまだ、同年代の建物があります。

モダン建築の話の時に、七条通があんまり話題に上らないのはなぜかしら??

民間企業で再利用されてる率が高いのも、京都はとりわけ多いと『モダン建築の京都展』で特記されていました。

そういえば、他所の街では観光用の空き家だったり、観光関連の案内所とか土産物店になってることが多い気がします。

京都ではそういう例は少ないようですが、、、その代わり町屋がどんどんカフェとかになっていて、京都育ちとしては複雑です。

町屋は人が住む家です。
モダン建築はもともと銀行など、公共利用を視野に入れた建物が多く、個人邸宅でも外交用の意味合いが強い別荘などが多いようです

外の顔である洋館は、民間企業が使われても何とも思いませんが(元々そのための建物です)、内の顔である町屋を公共利用するのは根本的な違和感があります。

町屋カフェでお茶したからって、京都暮らしの気分が味わえるわけじゃないでしょ?
なんちゃってな、見た目だけの町屋ですもん。

町屋の皮を被っただけの、普通の喫茶店でお茶したからって何が楽しいの?
それを梯子したからって、京都の何がわかるの?

町屋カフェも、京都の文化に敬意を払ってくださっているものは少なく、単なるアイコンに成り下がってるものが多いのも耐え難い。

やたら『京都』がついてりゃいいくらいの扱いが、まるでバカにされてるようです。

辛辣だと言われる京都人もどきとしては、そう思うのですが。
ただ雰囲気を味わいに来た方々に、そう言うのはちょっと辛辣すぎますかね??

まぁ、その一方で。
町屋の保全が個人ではできず、どんどん潰されてゆく中、皮だけでも残すことができているのも間違いないのですけども。

そんなこんなで、複雑な心境の京都人もどき、、、