最下段両端の女官は「胡蝶」に扮して造花を持ってます。
雅楽の演目に「胡蝶」というのがあって、本当は大昔の中国風の衣
羽と造花しかない(笑)
胡蝶の舞は私はまだみたことがないので、説明できません。
観てみたいですけど、演じて見せてもらえるチャンスが少ないので
そのほかの女官たちも、お衣装にも小道具にも凝ったものを使って
着物に手刺繍が入っていたり、持ち物一つ一つも、本物そっくり!
実は一人一人、お顔が違ったりもします。
お顔自体は昔から胡粉という貝殻から作った顔料が使われています
これが難物で( ̄O ̄;)
自然の産物だけに、自然環境に白さの明度・彩度が左右される、、
明治・大正期と同じ白さの胡粉を、現代で作ることはできないのだ
基本的に雛人形は分業で作成されたパーツ(頭や手、お衣装、小道
丸平のお人形は、どうもその辺りがよくわからない。
というのも。
丸平のお人形は、いずれも面差しが似ていて。
人間ならば、姉妹や伯母・姪などの間柄、血縁を感じる面差しなの
しかも作り手の世代が違っても、お顔が似ているのですね。
丸平ならば、それこそお顔の胡粉から作成されててもおかしくない
そうそう。
なぜだか、明治・大正期のお雛様にはチンがいることがあります!
犬の狆(チン)!!
決まって、お供の女官が手綱持っています(笑)
調べてみると。
狆という犬は、最初から室内飼いのための犬種で、日本には奈良時
すごいなぁ、、、
なんでなのかわかりませんが(笑)
犬は屋外飼いが当たり前の頃なので、憧れの犬だったのかな??
あ。チラッとは映っていますね。
手の込んだ、再現率の高い狆でしたよ〜っ
白と黒のぶちの毛色、毛の生えてる感じ、顔立ち、何から何まで本
どこをとっても、丸平のお人形に死角はありません!
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