ねじり花が、群生していました。
画像の所々に、ピンクの小さな花が見えますが、それがねじり花。
一つの茎に螺旋状に花がつくので『ねじり花』と通称がついた野生の蘭科の植物です。

ずいぶん太くて立派なねじり花でした。
高さが20cmくらいのものが、これだけ咲いてるのはなかなか見ない。

写っていませんが、この群生地の向こう側は背の高い植え込みがみっしり茂っていて、その向こう側が人の行き来があるところ。

そうです。
このフェンスを乗り越えないと、ここには入れない。

ねじり花は地中の菌類との共生で生きているらしいので、土の条件が変わると枯れてしまうらしいのです。
それがこれだけ立派な花をつけて群生しているのは、フェンスの向こう側で人が入らないからですね。

フェンスのこちら側も、人の往来が多い道路があるのに、フェンス越しに見えるねじり花の群生に、どれくらいの人が気づいているでしょう??
見ようとしなければ、目に入らない。
それが本当の『秘密の花園』かもしれません。