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ネフライトとジェイド。
どちらも翡翠と中国では呼びますが。

まぁ、ここでは一応の便宜上。
本物・本来『翡翠』と呼ばれる方をジェイド、『翡翠』と表記。
右側のネフライトと思われる石を『ヒスイ』と書き分けをします。

、、、全く同じ石には見えませんがσ(^_^;)

翡翠の中でも、色味は様々。
こんなヒスイのような不透明・淡い色味のものもあるので、なおさらヒスイと翡翠の見分けがつきません!(>人<;)

翡翠には透明のものや、白とか赤や黄色もあるのだそうな。
良質のものほど透明度が高く、下に置いた新聞紙の文字が読めるとか。
以前に、透明な、色味のない《アイスジェイド》と呼ばれる翡翠をみたことがありますが、たしかに新聞の文字が読めそうな透明度でした。

発色の良さもジェイドのほうが上。
産地もほぼミャンマーのみ。
必然的に、発色がよく透明度の高い石が宝石として高額になります

さて、一方で。
ヒスイにどれだけの価値があるかと問われれば〜〜
宝石としての価値はほぼ無いのだそうです。
世界のあちこちで、たくさん産出するためです。
そして、宝石と呼ぶほどまでには、綺麗じゃない。

ただ、中華系の人々は、遺伝子レベルで翡翠好き。
伝統的にヒスイと呼びならわしてきた、翡翠そっくりさん・ネフライトも大好き。
中国でもネフライトなら産出するのだそうです。

中華系の人にとって。
翡翠は、不老不死だのというレベルから、幸運のお守りまで、幅広く網羅すると信じられている霊石なので。
生まれたばかりの我が子に贈る親も少なくないとか。

それに加えて、昔から富裕のステイタス・シンボルでもあるので、今の中華系は美しい翡翠を探し求める訳なのです。

翡翠は中国では昔、玉と呼ばれていて。
玉琴という翡翠の板を吊るして鳴らす楽器まであります。
鉄琴のような硬くて澄んだ音がする。
この玉とは、ジェイドだとお高いから、恐らくネフライトだと思うのですが、、、
材質まで書いたものを見つけられませんでしたσ(^_^;)

いい音がするから、声もよくすると信じられてお薬に玉の粉を飲んでいたとか。
、、、まぁ。素朴な自然発生的な民間療法ですよね。
今思うと、あんまり体に良くは無さそうですけども。

そっくりな石が多くて、素人が鑑別することがダントツで難しい石でもあります。
材質は本物の翡翠であっても、緑のオイルに浸すなど、人工的な処理をしてあるものも多く。
未だに、プロでも鑑別書付きのものを買うしか、確実に良質な翡翠を見分ける方法がないというレベルです(^◇^;)
もちろん人工処理をした翡翠の価値は、天然翠の翡翠の足元にも及ばない。

元々、緑系の石にはほとんど興味がなかったので、持ってる石も少なかったのですが。
このところ、緑系がブームらしい。
先日の黒真珠も緑の光沢が出ますし。
翡翠にペリドット、、、
いったいどっち方向に行くの、わたし、、、σ(^_^;)