和製ビーズバッグの傑作よね?!


こないだ見つけてきた、バッグと草履のセット。

実は全部ビーズで描かれた花です!!

布地にプリントや糸刺繍ではありません!!

うわ~~っ 
こんな手の込んだビーズ刺繍初めて見た!!   ヽ( ̄д ̄;)ノ

細かいグラデーションや、縫い付け方で立体感がある牡丹を描いています。

草履の裏に、天狗の顔と「大阪心斎橋」の文字が。
調べて見たら、今も存在する「てんぐや」という100年を超える草履屋のもの。
大阪で100年は、押しも押されぬ老舗中の老舗らしい。
しかも、心斎橋。
大阪の華やかなりし、大・大阪時代からのお店ですね。

そこの昔の品なら、ビーズ自体もバッグの金具も日本製の可能性が高い。
今や絶滅寸前な、純国産のビーズバッグです。

チラッとしか映っていませんが、金具も鱗模様が入った手の込んだもの。
きちんと、気持ちのいい音を立てて、しっかり閉まります。

素晴らしい品質を誇った、キラッキラッな国産ビーズも。
手の込んだ細工の国産金具も。
現在では絶滅危惧種。

ビーズ刺繍の技術と共に、絶滅寸前なので、今や、とてもこんな贅沢に使ったバッグは作れないのだとか。

少し前に、ネットでも「昭和なビーズバッグ、今や貴重品だから捨てないで!!」と拡散されていましたね。

実際に、この一揃い自体も、古いもののはずなのに(大事にされてきたのか、元々の技術のせいなのか)バッグの内貼りのサテン布も、金具もとても綺麗な状態です。
草履も実用に耐えると確信できる劣化のなさですが、、、

共箱がない。
なぜか、草履を固定する布張りの内箱だけが、草履とともに薄いイズミヤの箱に入っていました(笑)

こんな手の込んだ逸品が、イズミヤで売ってるわけが無い!
売ってたら、びっくりして、イズミヤを見る目が変わります(笑)

持ち手にも同じビーズ刺繍がびっしり。

いやはや。
今まで、ビーズバッグも好きでたくさん見てきましたが、これだけ華やかな、手の込んだ品は見たことがない。

、、、今の私の年齢的には、ちょっと派手だったかな。
でも、姪っ子が着ると言っている私の真紅の振袖には、ぴったりなのです。
伯母が揃えてくれた、草履はもう履けない状態だしなぁ。
何より、これだけ手の込んだ逸品。
持ってるだけでも良いかなぁ、、、と(¬_¬)

いやいや。
どっかで使いますけどね!
まだまだ姪っ子は、未成年真っ只中な現在。
未来の姪っ子だけに使わせるには勿体無い!!

さて。
これもって、どこに行こうかなぁ。

いや、その前に。
姪っ子を、将来的に、こういう手のかかった逸品の価値が、ちゃんとわかる子にしないといけないのではないかしら、、、??
いまや、そちらの方が、より絶滅に近いような気がします、、、(-.-;)